アニソンブログ ア・ラ・カルト

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2010年代のアニソンフェスを振り返る(地方フェス編)

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2010年代のアニソンフェスを振り返る連載企画第3弾。
今回は「地方で行われたアニソンフェス」を紹介します。地域活性化など様々な目的でアニメ・ゲームが使われる昨今、アニソンフェスも様々な場所で開催されています。粘り強い取り組みで地域に完全に定着したフェスも、残念ながら終了してしまったフェスもどれも歴史を振り返るうえでは重要です。

それではずらっと見ていきましょう!

第1回:首都圏フェス編 その1

第2回:首都圏フェス編 その2

第3回:地方フェス編(ここ!
第4回:レコード会社&事務所主催編

anison-alacarte.hatenablog.com

関東・甲信越

がたふぇす 超アニソンライブ

2010年から新潟県新潟市で毎年開催されている複合方アニメイベントで、コスプレステージや声優・漫画家のトークショーなど様々な催しが行われています。そのイベント内で行われているのが「超アニソンライブ」です。

「超アニソンライブ」が初めて行われたのは2018年と意外と最近で、井口裕香、黒崎真音、中島愛、Machico、MYTH & ROID、Luce Twinkle Wink☆、MICHIが出演しました。2019年は残念ながら台風の影響で中止に。来年以降に期待ですね。

ちなみに、がたフェスは新潟市出身のアニソン歌手・石田燿子がアンバサダーを務めていて、超アニソンライブが開催される以前にも何度もスペシャルライブが行われています。石田さんはいつ見てもお声が変わらなくてすごいよなぁ。

 

アニソン・ドリーム in ニイガタ 2010 1st ACTION

新潟県のキョードー北陸が企画したアニソンライブイベント。2010年に新潟市産業振興センターで行われました。出演者は橋本みゆき、飛蘭、妖精帝國、椎名へきる、美郷あき、GRANRODEO、JAM Project。ほぼランティス勢ですね。JAMとGRANRODEOで「SOULTAKER」を歌ったり、橋本みゆきと飛蘭で「微熱S.O.S!!」をコラボしたり、結構セトリも凝った内容となっていました。

 

ちばアニメフェスティバル2017~ちばアニ伝説 今始動!~

2017年3月に千葉市民会館で行われたライブフェスで、出演は綾野ましろ、いとうかなこ、ELISA、Ceui、MICHI、みみめめMIMI、米倉千尋。1組あたり5曲歌われ、結構ボリューミーなセットリストとなりました。今のところこの1回のみの開催ですが、2回目はあるのか?

 

JAPAN POP CULTURE CARNIVAL 2017 in MATSUDO feat. ANISON

「千葉県松戸市発のサブカルチャー」を目指して2017年1月に開催されたアニソンライブで、同市出身のmilktubがプロデュースを担当していました。出演は遠藤正明、きただにひろし、流田Project、Zwei、AiRI、milktub、OxT、Gero、原田ひとみで、bambooさん周りが多い人選でしたね。

bambooさんらしいアイディアだと思ったのは、松戸市在学・在住の高校生を『400字以内で「アニソンがどれだけ好きか」を書いて応募』したら無料入場が可能という特典を付けたこと。どれだけの高校生が来たのかは気になりますね。

 

中部

アニエラフェスタ

長野県で行われている野外アニソンイベント。長野県塩尻市のアニメグッズ会社「アニエラ」が主となって2017年から毎年開催されています。会場は第1回は白馬岩岳スノーフィールド、第2回・第3回は佐久市駒場公園。第1回は台風18号が直撃したこともあり、規模を縮小して開催。第2回は無料エリアも含めると約3000名、第3回は新聞発表によると5000名が来場したそうです。

歴代出演者は亜咲花、TRUE、豊永利行、ChouCho、寺島拓篤など。長野出身の真田アサミや大森日雅、白井悠介も出演経験があります。アニソンライブの他にもDJステージやマフィア梶田のトークショーも行われたりしましたね。

現時点で地方アニソンフェスの中では一番勢いがあるイベントだと個人的には思っています。やはり野外ライブは開放感抜群ですよ。来年はどんなラインナップになるのか期待です。

 

FM長野開局30周年 ANILIVE 2019

その名の通りFM長野の開局30周年を記念したアニソンライブイベント。2019年1月にCLUB JUNK BOXで行われ、新田恵海、伊藤かな恵、YOFFY(サイキックラバー)、NOW ON AIR、上月せれなが出演しました。出演者全員が長野県出身でというのは珍しい(NOW ON AIRは飯野美紗子のみ長野県出身)。

そして第2回が2019年9月に行われました。出演者は羽多野渉、寺島惇太、佐藤拓也。こちらも波多野さんと寺島さんが長野出身と、地元出身者をそろえた格好に。ここまで地元出身者にこだわったライブフェスもなかなかありませんね。

 

金沢アニソンフェス

テレビ金沢が主催するアニソンフェスで、2016年から毎年開催。2016年~2018年は本多の森ホールで行われましたが、2019年はアニメソングと温泉とのコラボレーションとして小松市の粟津温泉で開催されました。なぜ?

鈴木このみ、May'n、TRUE、黒崎真音、AIKATSU☆STARS!といった実力者や、地元出身の寺島拓篤、アニソンフェスでは珍しいTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDやBRADIOといった面々などが名を連ねており、メンツ的にはかなり面白いラインナップとなっています。私も2017年に参加しましたが、一組あたりの楽曲も多くて満足度は高かったですね。

 

アニソンJ-Circuit@金沢

2010年と2011年に金沢の北國新聞赤羽ホールで行われたアニソンフェス。出演は影山ヒロノブ、遠藤正明、きただにひろし、奥井雅美、栗林みな実、美郷あき、米倉千尋、石田燿子、喜多修平という、SOLID VOX所属者ばかりのラインナップでした。お察しの通りJAM Projectのメンツがほぼ揃っているので、JAMの楽曲も披露されたりもしましたね。福山芳樹の代わりを栗林みな実が務めるというのもなかなか…w

 

FUKUIアニソンまつり

2012年に福井県・みくに未来文化館で行われたアニソンフェス。藍井エイル、春奈るな、結城アイラ、瀬戸麻沙美の4組が出演しました。瀬戸麻沙美は『ちはやふる』と『TARI TARI』つながりですね。

2012年だと藍井エイルも春奈るなもデビューしたばかりで、瀬戸麻沙美にいたっては当時まだ10代。結城アイラが一番歌っていましたね。結城アイラの「LEVEL5 -judgelight-」なんてもう聴けないんじゃないだろうか。

 

ナゴヤアニソンフェス

2014年から2017年にかけて愛知県名古屋市で行われたアニソンフェス。2014年、2015年、2017年は8月に行われる「世界コスプレサミット」の企画の一つとして開催され、2016年はなぜか2月・8月・12月と短めのスパンで行われました。

2016年12月に行われたX'masパレードは、否定的な意味で話題になりましたね…。3日間開催と銘打っておきながら2日間開催に変更、直前まで出演アーティストが決まらない、アニソン無関係な地元のバンドが多数参加、最速先行の支払を郵便振込にさせる etc…。2016年8月は名古屋城での野外ライブで評判が良かっただけに、落差が激しすぎました。

2017年を最後に開催されていませんが、名古屋出身の筆者からすると、正直もう開催しない方がいいと感じています。。。

 

ナゴヤサブカルスーパーライブ

愛知県のラジオ局・ZIP-FMの番組「サブカルキングダム」 が主催する音楽フェス。「ナゴヤをアニメの聖地に!」を合言葉に2015年から定期的に開催されています。

これまでに鈴木このみ、綾野ましろ、MYTH & ROID、CHiCO with HoneyWorks、ChouCho、TRUEなどが出演。2019年に行われた第4回はGARNiDELiAしかアニソンアーティストがいなくなってしまったので、今後はアニメ以外のサブカルも含めたライブになりそうです。

ちなみに新進気鋭のサブカルアーティストを集めた「サンクチュアリ」という派生イベントも開催しており、そちらには亜咲花、みみめめMIMI、佐々木李子、和島あみ、Yun*chiなどが出演。こちらも方向性がサブカル全体寄りになっていくのかな?

 

Super★Premium

名古屋のD-FACTORYが主催するアニソンシンガーとアイドルによるライブイベント。2009年に第1回が行われ、2018年までに計7回開催されています(2019年の第8回は台風の影響で中止)。これまでの歴代出演者はAKINO with bless4、ChouCho、玉置成実、ChouCho、桃井はるこ、ELISA、藍井エイル、三澤紗千香など。

一公演当たり50組のアーティストが出演し10時間におよぶステージを繰り広げますが、タイムテーブルは直前まで非公開。しかもアイドルの割合の方が多いので、どちらかのジャンルが好きな人にはちょっと辛かったりします。ただ「各地の精鋭が名古屋に集結」と謳うとおり出演アーティストの実力は高いので、ライブパフォーマンスで退屈になることはありません。

今後も定期的に開催されていきそうですね。

 

DERAGAYA! FESTIVAL

2016年から名古屋市近郊で開催されている人気声優や2.5次元俳優のトークショーイベント。愛知出身の岸尾だいすけがホストを務めるトークショーが毎回好評です。

2019年8月に3日間にわたるイベントが開催され、音楽ライブは1日目に行われました。出演はガールズフィスト!!!!、AKINO with bless4、鈴木このみ、A応P、古谷徹、中川翔子。なかなか珍しいメンツもいましたね。

 

関西

京Premium Live

2018年から京都ロームシアターで開催される、「近距離で届ける白熱のライブ」をテーマにしたアニソンフェス。地方フェスとしてはラインナップがとても豪華で、2019年はKOTOKO、藍井エイル、伊藤美来など2日間で計19組が出演します。黒崎真音などが所属している株式会社一二三が制作協力しているのも、この豪華さの理由の一つなのでしょうかね。京都出身の声優・伊藤彩沙がアンバサダーを務めていて、ライブのMCも担当しています。

このライブの姉妹イベントとして「FANJ Premium Live」というのも存在します。こちらの方が歴史は古く、2015年から行われています。タイトル通りライブハウスの京都FANJで開催されていて、キャパが少ない場合はFANJ、多い場合は京Premium Liveで棲み分けしている感じかな?

 

京都アニソンスペシャルライブ

「京都国際マンガ・アニメフェア」、通称 ”京まふ” が主催するアニソンフェス。2016年8月に第1回、2017年6月に第2回がKBSホールで開催されました。歴代出演者はRay、AiRI、南條愛乃、鈴木このみ、黒崎真音、ZAQなど。

ちなみにこのライブ以前はは水樹奈々やミルキィホームズが行った平安神宮の奉納ライブを手掛けていました。2018年からはライブイベントは行われていないけど、京まふはいつも盛況ですので今後また復活したりしないかな?

 

みるくらりあっと

オタク系音楽レーベル「milk record」が主催するアーティスト・声優が一堂に会するアニソンフェス。「萌えの祭典」と自称しているように主に男性向け作品の楽曲が披露されているイベントです。

2008年に西日本最大級のアニメ・ゲームの定期ライブイベントとしてスタートし、2016年まで毎年行われていました。2012年の第5回までは桃井はるこやMOSAIC.WAV、ave;new feat.佐倉紗織、naoなどPCゲーム系のアーティストが多く出演していたのですが、2013年からはWake Up, Girls!やかと*ふく、三森すずこ、内田真礼といった一般声優の割合が増えていきました。

基本的には大阪で開催されていたのですが、2011年の第4回は東京でも開催。また「MilkLariat Special」と題して3回ほど東京でも2000人規模の会場でライブが行われたりもしました。

現在はアニクラの「MILK BACK DROP」の運営がメインとなりつつあります。地方発のライブとしてはかなり大きくなっていたと思ったのですが、なかなか難しいですね。

 

V-STATION THE LIVE! Passion!! 2018

「ラジオ大阪開局60周年記念」「1314V-STATION20周年記念」の名目で、ラジオ大阪のアニラジ枠「V-STATION」のパーソナリティが結集して2018年7月に神戸ワールド記念ホールでライブを開催。岩田光央、鈴村健一、森久保祥太郎、浪川大輔、上坂すみれ、駒形友梨、国府田マリ子、宮村優子、Poppin'Partyなどが出演しました。

ラジオ局が主催のライブイベントということで、ラジオ番組発の主題歌が披露されたり、MCだけに参加する声優がいたり、なかなか独特なフェスでした。

 

nonstop アニソントレイン 祭

大阪城サマーフェスティバルの一環として大阪城西の丸庭園で2012年8月に3日間開催されたイベント。有名アニメソングLiveを主軸に、コスプレ、グルメ屋台、出張メイドカフェ、自由参加型の即売会なども同時に楽しめるというのが触れ込みでした。

出演はきただにひろし、佐咲紗花、五條真由美、谷本貴義、高取ヒデアキ、橋本みゆき、美郷あき、結城アイラ、yozuca*など20組。大阪城をバックにかなり近い位置で行われる野外ライブだったため、満足度は高かったそうです。

 

MBS たいバーン!!LIVE~アニソン編~

タイトル通り大阪の放送局・MBSが主催したライブイベント。アニソン編のほかにもバンド編やラブソング編なども開催されていました。

出演はAIKATSU☆STARS!、i☆Ris、鈴木このみ、TRUE、長妻樹里。会場は梅田クラブクアトロでした。アニソン編は2015年7月行われた1回のみで、「たいバーン!!LIVE」の企画自体も2016年で終わってしまったのは残念です。

 

SHIGA ANISON STADIUM ~シガスタ~

e-radioエフエム滋賀が新たに立ち上げたアニソンイベント。2019年11月17日に滋賀県・野洲文化ホールで開催されました。出演は亜咲花、尾崎由香、楠田亜衣奈、駒形友梨、ChouCho、Machicoの6名。尾崎由香、楠田亜衣奈、駒形友梨のフェス出演は珍しかったですね。1人あたり30分の持ち時間で、比較的余裕のあるステージングでした。先日終わったばかりですが、2回目もあるかな?

 

 「萬画の国・いしのまき」スペシャル・アニソンLIVE 兵庫県

「姫路・石巻 “縁” 展示会」 の連動イベントして、2017年と2018年に兵庫県姫路市で開催されました。2017年は遠藤正明、石田燿子、Gero、2018年は影山ヒロノブ、遠藤正明、きただにひろしが出演。2時間ライブなのに参加費無料という太っ腹なライブでした。事前申し込みのみとはいえすごすぎるだろ。

 

北海道

きたまえ↑札幌☆マンガ・アニメフェスティバル

2012年から2015年まで札幌で開催されていた大型マンガ・アニメフェスティバル。なんといっても目玉は豪華なアーティストを集めた開放感のある野外ライブでした。初回は地元・札幌出身のKOTOKO、川田まみ、Larval Stage PlanningなどのI've関連アーティストや桃井はるこが出演し好評を収めたことで、2013年からは2日間開催となりました。

藍井エイル、綾野ましろといった北海道出身アーティストはもちろん、小松未可子、GRANRODEO、FLOW、LiSA、angela、春奈るな、中島愛、May'nといった面々が出演し、しかも1人4~5曲は歌えたのでボリュームも満点だったんですよね。

赤字だったこともあって2016年以降は流れてしまったのは残念。地方イベントはどうしてもお金の問題が絡んでしまいますね。

 

ANIME SPARK!!-アニスパ-さっぽろアニソン夏まつり

テレビ北海道開局30周年を記念して2019年8月にZepp Sapporoで行われたライブイベント。アニソンDJステージがメインの前夜祭と、5時間に及ぶアニソンライブの本祭の2日に分けて行われました。出演は和島あみ、亜咲花、A応P、山崎エリイ、鈴木このみ、i☆Ris、小林大紀、永塚拓馬、市川太一。本祭はインターネットサービスのParaviでも生中継され、後日AT-Xでも放送されました。ちなみに男性声優陣はトークパートがメインだったようですよ。

テレビ局主催ということもあって、地方イベントにもかかわらず全国からライブの模様が見られるのがほかの地方アニソンフェスとの最大の違いですね。開局30周年記念での開催なので、定期開催は難しいかな?

 

Anison-Rの春まつり!!

エフエム・ノースウェーブで2010年から放送されているアニソン番組『Anison-R 〜マンガ・アニメ研究部〜』が主催するイベント。

「Anison-Rの春まつり!!」は2018年3月にZepp Sapporoで行われ、FLOW×GRANRODEO、fhána、ラックライフ、ORESAMA、DJ和が出演。ちなみにこのイベントがFLOW×GRANRODEO第2期活動のラストのライブとなりました。

『Anison-R』はアニソンクイズやトークショー、公開録音などライブ有無にかかわらず様々なイベントを定期的に行っており、2015年のクリスマスには綾野ましろ、GARNiDELiA、MICHIが出演するスペシャルライブを開催したりもしました。ほかにも2016年と2017年に行われた「SAPPORO ANI-HIGH!!」というアニソンライブに協賛したり(エフエム北海道「ANI-ON!」も協賛)と、積極的に札幌のアニソン発信に力を注いでおります。『Anison-R』の北海道におけるアニソンへの貢献は計り知れないですね。

 

アニソンゲーソンスパイラル

2017年12月に「ライブエムツー10周年記念企画第1弾~アニソンゲーソン冬の陣」という名前でPENNY LANE24で開催。翌年に「アニソンゲーソンスパイラル」に改称して同じくPENNY LANE24で行われました。谷本貴義、佐咲紗花、亜咲花のほか、地元勢の島みやえい子や詩月カオリなども出演。

2019年は開催されませんでしたが、来年以降は動きがあるでしょうか?

 

東北

みちのくアニソンフェス

2011年4月に行われた東日本大震災復興応援ライブ「がんばろう宮城!応援アニソンライブ」をきっかけに、2012年から毎年開催されています。宮城県石巻市出身の遠藤正明を中心に、「思いは一つ アニソンで東北を元気に!」というスローガンのもと、東北最大のアニメソングイベントの地位を確立しています。

ランティスが主催・企画としても参加しており、2014年は「ランティス祭り」の一環としても行われました。また2019年は震災被災地の活性化に貢献するという目的で、仙台市から石巻市へ場所を移して開催。地元発信のイベントとするためにランティスも主催から外れたので、来年以降も同様の形となる可能性が高そうです。

 

仙台アニメフェス

東北初の大型アニメイベントとして2017年8月に初開催。宮城県や仙台商工会議所も後援するイベントです。

2017年の第1回はイベント内ライブとして「超!アニメディア劇場LIVE in SENDAI」が行われ、渡部優衣、山崎エリイ、Machico、村川梨衣、駒形友梨、井口裕香の6組が出演しました。

第2回は2019年10月に夢メッセみやぎで開催。前回よりも規模を拡大し、ステージも3つに増えました。遠藤正明、栗林みな実、佐咲紗花、茅原実里、Lia、A応P、JO☆STARS、イロドリミドリなどが出演するライブステージや、1日目のアフターパーティーとしてアニメDJイベント「Re:animation」の出張版も行われました。

来年の開催も決まっているので、次はどんなアーティストが出演するのか楽しみですね。


三陸コネクトフェスティバル 岩手

岩手県上閉伊郡大槌町で2019年3月に行われたライブイベント。三陸の今を知ってもらい、三陸鉄道として復活する大槌駅を盛り上げ、未来へとつなげていくための無料イベントです。アニソンシンガーとしても活躍し、現在は株式会社Sの社長を務める佐藤ひろ美さんも関わっています。大槌町は佐藤ひろ美さんの地元でもあります。

Faylan、遠藤会、Raychell、大塚紗英、工藤晴香、夏芽、志崎樺音、櫻川めぐ、倉知玲鳳らのスペシャルライブや、桑島法子のトーク&ライブ、鈴村健一・森久保祥太郎・蒼井翔太のAD-LIVEトークセッションなどが行われました。このイベントは各自治体からの協力はもちろんのこと、CAMPFIREでのクラウドファンディングも実施され、目標額の140%となる金額が支援されました。今後も定期的に続いていくかはわかりませんが、当初の目的通り「未来へとつながって」いければいいですね。

 

中国・四国

大都会岡山アニソンLIVE

岡山県総合展示場コンベックス岡山で2017年10月に開催されたアニソンイベント。遠藤正明、きただにひろし、米倉千尋、Minami、STAR☆ANIS、AIKATSU☆STARS!といったランティス勢が出演しました。定番曲から隠れた名曲まで1組6曲以上歌う豪華なセトリで、1回だけの開催となったのが非常に惜しいイベントでした。

 

KRYギュッ!と恋する★オンガクFES

KRY山口放送が主催する音楽フェスイベント。2016年10月にスターピアくだまつで行われ、今井麻美、鈴木このみ、Rayの3組が出演。2017年10月は2日間にわたって開催され、は綾野ましろ、黒崎真音、ZAQ、May'nの4組が2日目に出演しました。

KRY山口放送には『なりカル!』というサブカル番組があるので、今後も行われる可能性はありそうですね。

 

九州

アニうた KITAKYUSHU

2009年から2014年まで福岡県北九州市で行われたアニメソングフェス。約4000~5000名を動員、公演時間も約4時間~6時間と長く、地方フェスとしても屈指の規模を誇りました。歴代出演者はJAM Project、FLOW、石川智晶、オーイシマサヨシ、angela、LiSAほか。Rhodanthe*やハナエといった、地方アニソンフェスではほとんど見られないメンバーを集めたのも一つの魅力でした。セトリはWikipediaで確認できます。

2015年以降は「北九州ポップカルチャーフェスティバルwithあるあるCITY(略称:KPF)」内のイベントとして行われています(アニうたKITAKYUSHUという名前は消滅)。直近の2019年では内田彩や岸田教団&THE明星ロケッツのライブステージや、マギアレコードのトークショーなども行われるなど、地方イベントとしての存在感は決して衰えていません。

あるあるCITYでは声優のトークショーも多く行われているので、福岡在住の人は真っ先にチェックしておくといいですよ!

 

 

がんばろう!九州 HUIS TEN BOSCH Special Live 2018

熊本地震や大分地震からの復興を願い2016年から行われている「がんばろう!九州」のプロジェクトの一環として、2018年2月に長崎県のハウステンボスで行われた野外ライブイベント。どうぶつビスケッツ×PPP、ミルキィホームズ、Poppin'Party、Roseliaの4組が出演しました。このイベント用のライブグッズも出ていたり、ブシロードフェス出張版みたいな感じもありましたね。

2月でしかも会場は海沿い、時折降雪もありということでかなり寒かったようですが、それを忘れるくらいのパフォーマンスとセットリストで大盛況でした。ちなみにけものフレンズの面々はハウステンボスの場内パレードにも参加していました。こういうのもテーマパーク内で行われるライブだからこそ実現できることですよね。

 

りなメロ♪

鹿児島県鹿屋市発のアニソン系ライブイベント。2013年から行われているポップカルチャーイベント「りなかる!」の企画の一つとして、2015年3月に初開催されました。その時の出演者は影山ヒロノブ、きただにひろし、佐咲紗花、SunSet Swish。

それ以降は「りなかる!」から独立したイベントとして行われ、第2回が2016年1月、LIMITED EDITIONが2016年3月、第3回が2018年1月に開催されました。第4回は2020年1月に開催予定です。

基本的には毎回4組のアーティストが出演。遠藤正明やChouCho、いとうかなこ、茅原実里、ReoNaといったアーティストのほかに、作品コンテンツである温泉むすめが参加するなど、意外なラインナップもあったりします。今のところ、きただにひろしが(LIMITED EDITIONを除いて)皆勤賞ですね。

 

海洋博公園 アニソンの日

沖縄県本部町で2013年から開催されているアニメソングコンサート。海洋博公園の野外ステージで行われており、入場料は無料。基本的にはハイウェイスター勢(旧Solid Vox)が多くラインナップされており、これまでに水木一郎や影山ヒロノブ、遠藤正明、きただにひろし、松本梨香、奥井雅美、米倉千尋、橋本みゆきなどが出演。2018年にはChouChoや鈴木このみも出演しました。ライブの写真がとても開放感があって素晴らしいですね。

2019年は残念ながら開催されず。今後はどうなってしまうのでしょうか?

 


地方アニソンフェスを一気に紹介してきましたが、頑張って2~3年開催してもそれ以降なかなか続いていかない、定着しないというケースが非常に多いなと感じます。お金の問題もあるのでなんとも言えないですけど、参加した場合はそのイベントや地元になるべくお金を落としていくようなことを意識しなければいけないのかな。

さてラストはレコード会社とゲームメーカー発のアニソンフェスです。アップまでしばしお待ちください。