今や当たり前になったアニソンフェス。首都圏でも地方でも、様々な会場でアニソンシンガーや声優が集まることも珍しくはなくなりました。
しかしアニソンフェスの歴史は意外と浅く、2000年代はAnimelo Summer Liveや2009年に始まったANIMAX MUSIXなど数えるほどしかなかったと言われたら驚く人も多いでしょうか?
つまり、2010年代はアニソンフェスの拡大期! しかしどんなアニソンフェスがあったのか、振り返る資料がないんですよね。アニソン文化を振り返るにあたって、小規模なアニソンフェスも、1回だけ開催されて終わってしまった泡沫フェスも、すべからく記録されるべき!
そんなわけで、今回から4回にわたって2010年代に開催された様々なアニソンフェスを振り返っていきましょう!超長いのでちまちま読み進めてください。
第1回:首都圏フェス編 その1(ここ!)
第2回:首都圏フェス編 その2
第3回:地方フェス編
第4回:レコード会社&事務所主催編
3大アニソンフェス
Animelo Summer Live
今年で15回目の開催となった、言わずと知れた日本最大のアニソンフェス。通称アニサマ。詳細はWikipediaでも見てもらえればいいですが、アニサマが行われるまでは複数のレコード会社を横断した大規模なアニソンフェスはありませんでした。そのため、2005年の初回公演の成功は業界内外に大きなインパクトを残したんですよね。
さいたまスーパーアリーナで8月末に3日間開催という現在の形になったのは2013年から。水樹奈々やJAM Project、LiSAといったアニソン界を代表する面々から、鈴木雅之や氷川きよし、WANDSといった大物歌手も参戦するなど、日本最大のアニソンフェスの肩書は伊達ではないラインナップとなっています。
そしてアニサマといえばコラボやサプライズゲストが最大の見どころ。2017年のSOS団、2019年の放課後ティータイムの出演は大きな話題となりました。個人的には2015年のメロキュアが反則でしたね。あの演出は泣く。
近年では12月ごろにダイジェスト版がNHK BSプレミアムやBSフジで放送されたりしているので、現地に行ったことはないけどテレビで見たことあるという人も多いのでしょうね。来年はどんなアニサマが見られるのか、非常に楽しみです。
ANIMAX MUSIX
BS/CS放送のアニマックスが2009年から主催するアニソンフェス。「アニメミュージックの魅力を世界へ」というコンセプトのもと、横浜と関西で毎年開催されています。
「ANIMAX MUSIX」最大の特徴は、出演アーティストがファン投票で選ばれた楽曲をカバーする「FAN SELECTION」のコーナー。東山奈央とJUNNAによる「いけないボーダーライン」といった王道な選曲から、Geroとi☆Risによる『うまるちゃん』OPテーマといった変化球など、かなりバラエティ豊かなチョイスとなっています。
出演者は昔はアニソン歌手の割合が多かったのですが、最近は声優アーティストや作品ユニットも多数出演していますね。ちなみに珍しいところでは及川光博が出演していた時期もあったんですよ。生で見るミッチーはかっこよすぎました。
ほかにも開演前にDJ和によるDJブースがあったり、前夜祭で一般人のカラオケ大会を開催して優勝者に本番ステージに上がってもらう企画があったり、様々な企画を行ってフェスを盛り上げています。今年も大盛況に終わったので、来年の開催も期待が高まりますね。
リスアニ!LIVE
アニソン専門の音楽雑誌「リスアニ!」が2010年から主催している音楽フェス。 「ライブハウス武道館」をコンセプトに日本武道館で毎年行われており、アーティストのワンマンライブを再現するようなセットリストが魅力の一つです。アニサマやアニマックスと比べると1組当たりの楽曲数が多く、ノンタイ楽曲も歌われる率が高いことも特徴です。
「リスアニ!」はソニーミュージックの子会社であるエムオン・エンタテインメントが発行していることもあり、出演アーティストはソニー系が多め。2017年~2019年には3日間開催になったりもしましたが、現在は2日間開催に落ち着いています。
派生イベントとして、ライブハウスでの近距離戦をテーマにした「リスアニ!CIRCUIT」、アニソン系オールナイトDJイベント「リスアニ!ナイト」、音楽ライブ、DJ・VJプレイ、ブース展示などを複合展開する回遊型イベント「リスアニ!PARK」が開催されているほか、北京・上海・ソウルで海外公演も行われました。
アイマスやラブライブ!も生バンドで披露する、そんな「リスアニ!LIVE」が私は大好きですよ。やっぱり生バンドは強い。
女性向けアニソンフェス
Original Entertainment Paradise "おれパラ"
2008年から始まった、毎年12月に両国国技館で開催される男性声優アーティストによる合同ライブイベント。小野大輔、鈴村健一、森久保祥太郎、岩田光央(2013年まで)、寺島拓篤(2014年以降)がホストとなり、ゲストとともにライブを作り上げています。
「ランティスレーベルの男性声優たちによる音楽の祭典」と銘打っていますが、2012年頃からはゲスト出演者として他のレコード会社のアーティストも参加しています。主なゲストは下野紘、羽多野渉、豊永利行、2HEARTS、SCREEN modeなど。
2012年からは神戸でも開催され、2017年には10周年記念特別ライブとして夏に富士急ハイランド・コニファーフォレストで初の野外ライブが行われました。
3大アニソンフェスは男性出演者が少ないので、男性声優のみに特化したライブイベントというのは非常に貴重だし、それが10年以上続いているというのもすごいこと。当初は女性客ばかりでしたが、最近は男性客も徐々に増えているそうです。2020年代も末永く続くイベントになりそうですね。
LisOeuf♪ Party
アニソン雑誌「リスアニ!」が発行する、女性向け作品に特化した音楽雑誌「LisOeuf♪(リスウフ)」。そのリスウフがプロデュースしたライブイベントで、2016年冬にTOKYO DOME CITY HALL、2017年秋に日本青年館ホールで開催されました。
リスアニがプロデュースしていることもあって、SCREEN modeやオーイシマサヨシ、DearDream、PENGUIN RESEARCH、アイドルマスターSideMなどライブパフォーマンスに定評のあるアーティストが揃いました。珍しいところでは佐香智久、ツキクラ、『バンドやろうぜ!』のOSIRIS、野島健児なども出演していましたね。ソニー枠が使えると強い。
昨今様々な女性向け作品が盛り上がりを見せていることもあって「LisOeuf♪」自体は現在も発行されていますが、2017年に開催されて以降イベントの音沙汰がないのは寂しいところ。フェスに呼ぶとなるとスケジュールの問題や予算の関係でハードルは高いのでしょうかね?
老舗アニソンフェス
スーパーロボット魂
ANIME JAPAN FESが主催するアニメソング・特撮ソングのライブイベントのうちの一つ。その名の通り『スーパーロボット大戦シリーズ』などのロボットアニメの楽曲が歌われるライブイベントで、ほかにも「スーパーヒーロー魂」「スーパーアニソン魂」「スーパー戦隊“魂”」などの派生イベントも毎年開催されています。歴史はかなり古く、「スーパーロボット魂」は1997年から行われているんですよ。
開催時期は「スーパーロボット魂」がゴールデンウィーク近辺、「スーパーヒーロー魂」「スーパーアニソン魂」が8月10日前後、「スーパー戦隊“魂”」が11月上旬とほぼ固定。東京と大阪の2か所で開催してくれるのもうれしいですね。出演者は水木一郎、堀江美都子、影山ヒロノブ、MIQ、たいらいさお、遠藤正明、福山芳樹、森口博子、鮎川麻弥、串田アキラなどベテラン勢が集結しています。Zepp TokyoやなんばHatchといったライブハウスで聴く熱いアニソンは格別です。
アニソン女子部
2000年から始まった、堀江美都子がプロデュースする女性アニソンシンガーのみの音楽イベント。上述したANIME JAPAN FESが主催するイベントですが、このイベントはタイトル通り女性シンガー・女性声優のみしか出演できません(一部例外あり)。
古き良きアニソンが披露されるのが魅力で、堀江美都子、大杉久美子、金月真美、三重野瞳、吉田仁美、日髙のり子、米倉千尋、Salia、bless4など、アニソン界の大御所が多数出演しました。ライブ以外にも演劇パートがあったり、2011年の東日本大震災や、2016年の熊本地震の被災者支援としてチャリティーCDの販売もされるなど、様々な試みがされてきました。
2018年の12月をもってファイナルとなってしまいましたが、こういったベテランの方たちを一挙に見る機会もそうそうないので、また何かの折に復活してくれたらなと思います。
コンセプトアニソンフェス
ANI-ROCK FES.
アニプレックスが主催するアニメ作品のロックナンバーを届ける音楽フェス。2016年に第1回が幕張メッセ イベントホールで行われ、1日目は『銀魂』、2日目は『NARUTO-ナルト-』の楽曲のみを披露しました。アニメ系のアーティストはほぼ登場せず、SPYAIRやDOES、いきものがかり、FLOW、スキマスイッチといったロックバンドやJ-POPのアーティストが出演。アニソンフェスとしてはこれまでにない試みだったこともあり、2018年に行われた第2回では規模を拡大してさいたまスーパーアリーナで開催されました。
第2回は『ハイキュー!!』と『銀魂』をフィーチャー。チケットもソールドアウトでしたし、3回目の開催もありそうですね。
Nendoroid 10th Anniversary Live
2016年に開催された、その名の通り2頭身のフィギュア「ねんどろいど」の10周年を記念した音楽フェス。ちょっと何を言っているかわからないけど、大丈夫。私も最初に企画を聞いた時はよくわからなかった。
ねんどろいどシリーズに縁のあるアーティストが出演しており、七森中☆ごらく部、Trident、Prizmmy☆、Prism☆Box、Wake Up, Girls!、ミルキィホームズ、アイドルマスターシンデレラガールズ、そしてMay'nとかなり豪華なラインナップでした。ちなみにMay'nは「May'nのねんどろいど」が出ているので、ちゃんとねんどろいどと関係はあるんですよ。10周年で行われたので、次行われるとしたら15周年か20周年でしょうか?
アニソンAAA
「Act Against AIDS(略称:AAA)」は、1993年から音楽業界を中心に行われているエイズ啓発運動です。12月1日の「世界エイズデー」に合わせ、多くのアーティストが「AAAコンサート」を開催しています。
「アニソンAAA」はJAM Projectが中心となり、2012年から毎年開催されています。第1回はZepp DiverCity Tokyoで行われ、JAM Project、石川智晶、佐藤ひろ美、ZAQなど22組のアーティストが出演しました。
基本的にはランティス勢やSOLID VOX(現ハイウェイスター)所属者が多く名を連ねていますが、第2回ではPENICILLINのHAKUEI、第3回では流田Project、第4回は森口博子なども参加していました。また第5回からは「JAM Projectとゆかいな仲間たち」と合体したイベントとなり、アーティストがコスプレをして演奏・歌唱するのが定番になっています。岩田光央のコスプレが毎回やばかったですね。。。
ちなみにAAA自体が2020年7月に活動終了するため、アニソンAAAも今年でラスト。ゆかいな仲間たちは続くと思いますが、やはりちょっと寂しいですね。
A-FES
2012年3月に幕張メッセ国際展示場9・10・11ホールで行われた大型アニソンフェス。アニソンフェスとしては珍しく、入退場自由、飲食エリアあり、タイムテーブル事前発表といったスタイルで行われたフェスでした。COUNTDOWN JAPANなどで有名なロッキング・オンが制作協力したからというのもあるのでしょうね。出演はGRANRODEO、妖精帝國、nano.RIPE、OLDCODEX、黒崎真音、angela、茅原実里、ALI PROJECT、JAM Project。
1アーティスト少なくても4曲、多くて7曲披露とボリュームも十分でしたね。もともとは2011年3月に開催予定でしたが、東日本大震災の影響で延期してしまったといういきさつがあります。ロッキング・オンは最近またアニメに近づこうとしているので、もしかしたら2回目があるかもしれません。
アニソンキング
2009年から2013年まで毎年大晦日に開催された年越しアニメソングライブイベント。当初は「アニソン紅白」という名前でしたが、第4回から「アニソンキング」という名前になりました。
新曲だけでなく往年の名アニソンを歌うことも多く、毎年30曲以上、多い時には100曲も歌われたりするなど、紅白という名前を冠しているだけあってセトリはかなり充実していました。テレビ中継もされたりと大みそかの定番になりかけたのですが、スポンサーのキングランが撤退(?)したこともありそれからは開催されていません。アニメ業界関係ない会社だったのに5年間もスポンサードしてくれたことに感謝です。
声優紅白歌合戦
こちらは声優に特化した紅白歌合戦で、2019年4月に舞浜アンフィシアターで開催。声優の中田譲治が発起人となり、司会を諏訪部順一と植田佳奈が務め、若手からベテランまで18名の声優が出演しました。なぜか声優ではない中川翔子が出ましたがそこはご愛敬。井上喜久子・ほの花親子の競演だったり、井上和彦や大塚明夫、堀内賢雄、日髙のり子といったなかなか生歌を聴けない方もいたりと、濃いライブイベントでしたね。2020年の開催も決定していますよ。
あにゅパ!!
2017年にサービスが開始されたアニソンのサブスク「ANiUTa(アニュータ)」によるライブイベント。第1回は2017年5月に国立代々木競技場 第一体育館で、第2回は2018年5月に幕張メッセ イベントホールで開催されました。
May'n、Wake Up, Girls!、Aqours、ALI PROJECT、fhána、i☆Ris、内田真礼、ワルキューレなどが出演。ANiUTaはフライングドッグとランティスが主導したサービスということもあってか(?)、ワルキューレやAqoursを出演させたのはさすが。
AnimeSong×ToyBox
「アニソンとLIVEで最高の楽しさを体験する」というコンセプトで行われるライブイベントで、第1回は2019年6月にに神田明神ホールで開催。第2回は2019年12月に開催予定です。TRUE、オーイシマサヨシ、ZAQ、ChouCho、佐咲紗花、eufoniusといった実力派アーティストが出演し、オールスタンディングで盛り上げていく形式です。コラボやカバーもあって、なおかつライブハウスのような熱量があるというのが差別化要素かな?第1回の評判が良かったので、2回目以降も期待大です。
Songful days
イープラスが主催したアニソンライブイベント。2018年3月に両国国技館で行われました。出演は茅原実里、May'n、Kalafina。3組のみの出演ということもあって、1組当たりの持ち時間は45分~50分とかなりのボリューム。ラストに3組で「鳥の詩」を歌うという豪華なイベントでした。第2弾もありそうですがどうでしょうか?
キャラソンJAPAN
キャラソンに特化したアニソンフェスイベント。キャラソン特化とはいうものの、徳井青空、福原香織、今井麻美、若井友希、日岡なつみといった人気女性声優の他に、BACK-ONやHi!Superbといったアーティストも出演しており、「キャラソン特化とは?」とも思ったり。
2019年2月から3月にかけて東京・札幌・名古屋・福岡・大阪の5か所で開催予定でしたが、3公演終了後、突如福岡と大阪公演の中止アナウンスが流れ、それっきりに。中止の理由ははっきりはしていませんが、宣伝が足りず客入りが悪かったためというのが大方の意見ですね。
コンセプトはよかったのでどこか他のところが同じような企画をやってくれるといいのですが…。
作品・企画のアニソンフェス
JUMP MUSIC FESTA
2018年に開催された週刊少年ジャンプの創刊50周年を記念したライブイベント。ANI-ROCK.FESと似ていますが、こちらは少年ジャンプ作品全般を対象としたイベントです。
GRANRODEOやFLOW、きただにひろしのほか、KANA-BOON、SPYAIR、家入レオ、サカナクション、Little Glee Monster、欅坂46など、普段のアニソンフェスでは見られないアーティストが多数参加しました。
『ONE PIECE』『NARUTO-ナルト-』『BORUTO ボルト』『ブラッククローバー』『バクマン。』『黒子のバスケ』『北斗の拳』『ドラゴンボール改』など、多くのジャンプ作品の主題歌を披露。ただ、ジャンプとは全然関係ないドラマ主題歌やCM楽曲がセトリの3分の1以上を占めているなど、フェスのコンセプトとしてそれはいいのかとも思いますが、満足している人も多かったようなので需要には合致していたのかなぁという気もしています。
FANTASIA ANNIVERSARY LIVE 2019
2019年1月に豊洲PITで行われた富士見ファンタジア文庫の30周年を記念したトーク&ライブイベント。『スレイヤーズ』『冴えない彼女の育てかた』『デート・ア・ライブ』『東京レイヴンズ』『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』の5作品をピックアップし、キャストトークとアーティストライブが行われました。
ライブパートは合計8曲しか歌われなかったのでトークパートの方がメインなのは否めませんが、林原めぐみと奥井雅美の「Get along」と「KUJIKENAIKARA!」を披露した時点で優勝確定なので特に問題ないかなとも思いました。やはり長年愛されている作品があるのは強みですね。
ANISON HISTORY Japan!!
2016年3月に2日間開催されたアニソンイベント。新人からベテランまで、アニソンの歴史を担ってきたアーティストが一堂に会したフェスで、2日間3公演で計35組が出演しました。セトリはWikipediaに載っていますよ。
後日NHK BSプレミアムで「アニソンヒストリージャパン」という番組名でこのライブの模様を放送。これがアニソンプレミアムの布石になった可能性もあるんですかね。
AFFT 2017 アニメ100周年記念 トーク&ライブ ~ 翼を持つ者たち ~
アニソンヒストリージャパンはアニソンの歴史を振り返るイベントでしたが、こちらは日本のアニメ誕生から100周年を記念した企画。2017年に日本アニメーションの魅力を世界へ向けて発信するプロジェクト「アニメNEXT100」という企画が立ち上がり、その企画の一環で2017年10月に新宿MARZでトーク&ライブイベントが開催されました。井上あずみ、堀江美都子、水木一郎、米倉千尋といったベテランが集結した回と、Wake Up, Girls!、TRUE、Minamiの3名が集まった回がありましたね。
大型イベント内のアニソンフェス
@JAM
2011年に初開催。2013年から毎年5月末にZepp DiverCity Tokyoで行われている、アイドルとアニソンに焦点を当てたポップカルチャーイベント。初回はアイドルとアニソンを一つのステージに集めたコンサートを行っていたのですが、ファン層の違いもあって融合できず、2回目からはアニソンDayとアイドルDayの2日に分けてライブが行われています。
2018年まではアニソンDayが行われていましたが、2019年は行われず。このままアイドルイベントになってしまうのかな?
ニコニコ超会議内 超音楽祭
2012年から毎年GWに開催しているニコニコ動画のイベント「ニコニコ超会議」内のライブステージイベント。出演者はアニソンオンリーというわけではありませんが、ニコニコの性質上多くのアニソンアーティストがこれまで名を連ねております。
ニコニコ動画のイベントのためライブステージもネット中継されており、しっかり映像として残っているのが一つの売りですね。アイドルマスターはこの日限りのユニット内ユニット(はいさいフューチャースター、蒼黒の美声楽団)を結成してすぐ解散したり、2014年には”I've Special Unit”が1時間にわたりI'veの名曲を披露したり、話題になるステージも多くありました。
2019年は「アニサマワールド in ニコニコ超会議2019」と題して10組のアーティストが出演しました。来年はどんな催しが行われるのか、楽しみですね。
ANISON GENERATION~アニジェネ~
エイベックスが主催する「a-nation」の一つで、2012年・2013年に国立代々木競技場第一体育館で開催されました。エイベックス主催ですがエイベのアーティストはayamiと、しいて挙げるなら栗林みな実くらいで、ほかにはKOTOKO、fripSide、中島愛、ALTIMA、岸田教団&THE明星ロケッツ、ZONEなどが参加。
セトリは結構よかったのですが、当日にモニターという名のタダ券を配っていたり、株主優待席がアリーナAで、アーティストのFC枠が後方席というのもあって悪評を買っていましたね。。。2013年は平日開催ということもあって客入りは振るわず。翌年から別のライブが行われることになります。
あに☆ぱら ~anime paradise~
アニジェネから名前を変え、2014年から開催された「a-nation」のアニソンライブフェス。昨年の客入りから学んだのか、会場は国立代々木競技場 第二体育館になりました。出演は新田恵海、佐藤聡美、長妻樹里、ハート♡インベーダー、i☆Ris、ミルキィホームズシスターズ。
第2回は名古屋、第3回は仙台で行われましたがそれ以降は行われず。今はエイベックスやDIVE Ⅱ Entertainmentのアーティストも充実していますし、もし復活するとしたらなかなか濃いメンツになりそうですがどうでしょう?
音魂 VOICES IN THE BREEZE
神奈川県逗子海岸の海の家に建てられたライブハウス「OTODAMA SEA STUDIO」で開催されるライブイベント。数あるライブの中でアニソンに特化したのが「音魂 VOICES IN THE BREEZE」です。
初回は2012年に「夏の浜辺の一本勝負!アニソン meets アイドル!VOL.1」という名前で行われました。その名の通りアニソンとアイドルが混ぜられたライブだったんですよね。その後はアニソンアーティストは基本的に一つにまとめられ、2015年は「だから海って特別な場所なのかな」、2016年は「海に恋して」といったタイトルを辿りながら、2018年から「音魂 VOICES IN THE BREEZE」という名前で開催されています。
海を背にしてライブを行うので開放感があり、夏フェスとしてはなかなか貴重な体験ができます。来年も開かれるかな?
首都圏アニソンフェス紹介その1でした。続いてその2もどうぞ!