あなたはAWA使ってますか??
「音楽配信サービスで音楽を聴く」「スマホで音楽を聴く」という行為が一般的になった昨今。Apple Music、Spotify、YouTube Music、LINE Musicなど様々な音楽配信サービスが日夜しのぎを削っていますが、基本的に配信されている音楽のラインナップはどれも同じ。
そのため、プレイリスト作成、アーティストによるスペシャルコメントといったものから、ポッドキャストまで、それ以外の部分でいかに差別化できるかが、この1~2年でのトレンドとなっています。
そんななか、日本初の定額制音楽ストリーミングサービスとして現在も多くの人に利用されているAWAでは、オンライン上のカラオケルームのような体験を提供するオンライン空間「LOUNGE(ラウンジ)」という機能がユーザーの人気を博しています。
筆者である私、河瀬タツヤは、AWA公式(公認)のライターとして2年ほど前からAWA内で活動していまして、現在もラウンジ機能は積極的に使っています。そんなAWAが音声生配信ができる「ラジオラウンジ」を限定リリースしたのが昨年11月。元々個人でラジオ配信をやっていたこともあり、『ラジオ好きならやるっきゃないべ!』ということで、12月からラウンジで毎週ラジオを放送しています。
そんなラジオラウンジですが、6月1日から一般ユーザーにも機能が開放されました。
これを機会にAWAでラジオ配信・音声配信をしてみたいという人がいると思いますので、昨年12月から半年間利用している自分が、AWAの音声ライブ配信ラウンジについてつらつらと書いてみます。
一応PR記事にはなりますが、良い点もちょっと直してほしい点もどちらも書いています。あくまでもユーザーさんが利用するにあたって参考になればという感じです。
音声ライブ配信ラウンジの良いところ・面白いところ
1. 好きな曲をかけながらトークができる!
単純にして絶対的なアドバンテージがこれ。
音声配信をしてみたいと思った人なら一度は考える、「自分の好きな曲をかけながらトークをしたい」という願望。しかし、一度調べると大きな壁があることを思い知るのです。……そう!著作権という大きな壁を!!
いやホント、ネットで音楽付きの配信をするには著作権などの権利周りがめっっっっっちゃめんどくさいんですよ。。。 Twitterのスペースやツイキャスといった他の音声生配信サービスでも同様なので、これまで音楽を使うにはクリエイティブコモンズのような著作権フリー楽曲を使う以外に方法がありませんでした。
AWAのラウンジでは、AWA内で配信されている約1億曲の音楽がいくらでも使いたい放題。米津玄師もヒゲダンもLiSAも、果てはドラマやアニメのBGMもなんでも使えるというのは大きなアドバンテージであり、絶対的な差別化要素でもあります。AWAに音楽配信しているアーティストが自分の曲をかけながらその楽曲についてトークする、なんてことも可能。
また、音楽がかけられるのでずっとしゃべっていなくてもいいというのも利点。ラジオ配信で一番怖いのは無音ですからね。
かけたい曲は下のスクショのように1曲ずつ選択しても良いですが、プレイリストでまとめておくと一括で選曲リストに並ぶので便利。ただ、一般ユーザーは1個のプレイリストに8曲までしか入れられないので、ちょっと工夫する必要はあります。
2.リスナーからのリクエスト楽曲もかけられる
「不特定多数が集まるオンライン上の空間」であるラウンジに音声ライブ配信機能を追加したということもあって、それ以前からあるリクエスト機能は現在も健在です。そのため、リスナーから「この曲をかけてほしい!」というリクエストがあったらその曲を流しながらトークもできます。
実例として、筆者が司会進行を務める、AWA公式で毎週月曜22時から開催中の「あつまれアニソンラウンジ」の曲選択画面が下のスクショ。こんな感じでいろんな人からリクエストがあって、それをどういう順番で流すかを決めることができます。もちろん、リクエストを無視したり、流す前ならやっぱやめたと消すことも可能。
リクエスト曲をきっかけにトークが盛り上がることもありますし、リスナー側もただ聴くだけじゃなく参加している感じになるので、この機能は上手く使っていったら楽しくなりますよ。
3.複数人でのコラボ配信ができる
Twitterスペースやインスタライブのように、複数人をスピーカーにしてラジオ配信を行うこともできます。なので、会ったことがない人としゃべるということもできます。遅延がほとんどないのも地味に重要で嬉しい部分。
アーティストのファン同士でわいわいしゃべる、アーティストをゲストに招いてトーク番組を行うみたいなことも簡単に実現できるのは良いですね。
4.スパチャができる
スパチャ、いわゆる投げ銭はAWAでもできます。「音声配信するならインセンティブがないとな~」と思っている人もその点は安心かも。
5.AWAのアカウントがなくても聴ける
「AWAのユーザーしか聞けないなら、ラジオ配信しても人が来なくない?」と思う人もいるかもしれませんが、AWAのアカウントがなくてもラウンジは聴けます。なのでAWAのユーザー外の人を呼び込むこと自体も可能。もちろん、ラジオ配信する人はアカウントが必要ですが。
やはりラジオ配信をするなら多くの人に聴いてもらいたいですからね。音楽付きでラジオ配信ができるというのはそれだけ魅力だと思います。
公式ライターですが、個人的に改善してほしいなと思う部分もいくつか挙げておきます。
ここは改善してほしいと思うところ
1.楽曲のショートサイズのどこがかかるかわからない
ラウンジで1曲がかかる時間は1分半(=だいたい1コーラス)。アニソンだったらちょうど1番が終わるタイミングですが、楽曲のどの部分が1分半流れるかわからないというのが若干不便。
例えば「イントロ~1番終わり」というものもあれば、「1番サビ~2番サビ前」という場合もある。曲によっては2番サビ後の間奏~ラスサビがかかるというものも。「ほぼギターソロで、歌部分は最後の20秒しかかかってないぞ」みたいなのもあるのはちょっとなー。どういうAIで判定しているのだろう?
2.再生中の楽曲を途中で停止できない
任意のタイミングで曲をかけたいのに、前の曲が終わるまで待たないといけないというのはぶっちゃけかったるい。残り時間が10秒くらいなら待つけど、30秒くらいあると体感的にも結構長い。なので停止ボタンが欲しいです。
3.レコード会社によっては30秒しか流れない
上述したように流れる曲の長さは1分半ですが、極一部のレコード会社の曲はさらに短く30秒。例えばアニソン関連だと、ランティスのリリース3か月以内の曲は30秒しか流れません。何、そのケチっぷり。4か月以降だと普通に1分半流せます。なんでだよ。
ラウンジ機能は「〇〇という曲を初めて知った!」「この曲の××いいよね!」という発見や驚き、共感を多人数で共有できるのが魅力。なので、30秒じゃ全然魅力が伝わりきれないんですよね。これはAWAではなくレコード会社の意向によるものと推測しますが、なんとかそのあたりは考えてもらえませんかね?
まぁ色々語ってみましたが、結局はやってみるのが一番だと思います。
ラジオ配信ラウンジと似たようなサービスにSpotifyの「Music + Talk」がありますが、そちらはポッドキャスト方式。つまり収録して編集が必要になりますが、AWAの「ラジオ配信ラウンジ」は生放送方式のため、特に編集などは必要ありません。
またポッドキャストの場合は永遠に番組がそのサービス内にアーカイブされるけど、ラジオ配信ラウンジはアーカイブがなく、その場限りの”体験”の度合いが強いサービスになります。どちらも一長一短。好みの方を選んでください。
それではあなたも素敵なラジオ配信ライフを!
【告知】
毎週月曜22時から、AWA公式ラウンジ「あつまれアニソンラウンジ」。こちらはアニメ・ゲーム・声優・BGM・ボカロ・VTuberなど、オタク向けの音楽なら何でもかかる1時間になっています。
そして毎週水曜22時からは、アニメ・ゲーム・声優の音楽に関する最新ニュースに関するトーク番組「アニソンヘッドライン!」を放送しています。
そちらもよろしければ是非是非参加してみてください。