アニソンブログ ア・ラ・カルト

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2018年のアニソン重大ニュース&来年注目のアーティスト!

2018年も残りわずか。平成最後の年末を皆さんいかがお過ごしですか?
今年は「サッカーW杯での日本代表の活躍」「甲子園の金足農フィーバー」「築地市場の豊洲移転」などがありましたが、アニソン業界でも様々なニュースで賑わいました。
当ブログ恒例の重大ニュースで振り返ってみましょう!

【去年の重大ニュースはこちら!】

2018年のアニソン重大ニュース

藍井エイル復帰!!

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今年のニュースで一番嬉しい話題となったのは、やはり歌手の藍井エイルの活動復帰でしょう。

2016年11月5日に無期限活動休止を宣言してから約1年3カ月。 彼女の作詞した新曲「約束」のMVとともに突然の活動復帰が発表された時にはTwitterで26,000RTされるなど多くのファンや関係者から驚きと祝福の声が聞かれました。
8月に開催された復帰ライブでは休止前と変わらぬパワフルな歌声が聴けたことに感動の涙を流したファンも多かったことでしょう。

今年は『ソードアート・オンライン アリシゼーション』のED「アイリス」などシングルCD2枚をリリースし、来年5月からは8都市での全国ツアーも開催予定。今後もさらに飛躍していく彼女に注目していきましょう! 

 

Kalafina、ミルキィ、WUG… 長年活動したユニットの終了が目立つ1年に

嬉しいニュースがあった反面、活動休止などの悲しいニュースもありました。
梶浦由記プロデュースによる3人組ボーカルユニット・Kalafinaは2008年から約10年活動してきましたが、実質の活動休止となりました。
梶浦由記さんが所属事務所のスペースクラフトを退社したことで、メンバーの2人がのちに同事務所を退社。コンスタントに行われていたライブも1月以降は行われていないため、Kalafinaの復活はほぼ絶望的と言ってもよいでしょう。
彼女たちの素晴らしい声のハーモニーが聴けなくなったのはとても寂しいことです。

長年活動したユニットといえば、ミルキィホームズも2019年1月の武道館公演をもってユニット解散となります。

2010年にユニットとしての活動を開始してからは作品としての『ミルキィホームズ』の枠に留まらず、他作品のアニメの主題歌歌唱、「みるみるミルキィ」などのバラエティ番組の放送、積極的なライブ開催&アニソンフェスに出演など多岐に渡る活動を展開しました。

ブシロードの木谷さんは「2次元での展開が難しくなってきた。解散ではなく中締めめ、休止。ミルキィは売上小さくても続けていいけど、このあとどうやって続けてゆくか誰もわからなくなった」という発言を4月のトークショーでされています。作品発のユニットだとこういう事情があるのが悩ましいですね…。

 

さらにWake Up, Girls!も2019年3月のさいたまスーパーアリーナ公演をもってユニット解散となることが発表されました。『灼熱の卓球娘』『恋愛暴君』など他作品の主題歌も担当し、声優ユニットとして安定した人気を誇っていただけにこの発表は衝撃的でした。
プロジェクトとしての「Wake Up, Girls!」は今後も展開されるとはいえ、彼女たちのライブパフォーマンスからWUGのファンになった人も多いはず。彼女たちのステージが見れるのが残り少ないと思うと悲しいですね。

 

また、今年は声優の活動休止や引退も目立つ1年でした。
『BanG Dream!』のRoseliaのメンバーとしても活動していた遠藤ゆりかは、6月をもって芸能活動から引退しました。Roseliaは白金燐子役の明坂聡美も突発性難聴のため9月に卒業したため(声優活動は継続)、短期間にメンバーが2人も変わるという事態になっています。
ほかには『プリンセス・プリンシパル』のアンジェ役などを務めた今村彩夏が声優活動の引退を発表、
相坂優歌は喉の不調の治療、大野柚布子は健康上の理由により短期間の休業を発表しています。

現在の声優は昔に比べると本業の演技以外にも、歌やダンス、楽器演奏など活動の幅が大きく広がりました。声優を酷使しているという意見も一部であるほどですが、このビジネスが多くのファンを獲得していることも事実です。マネジメント側がしっかりスケジュールや体調を管理して支障のない範囲で活動してもらいたいものです。

 

大物アーティストの楽曲も取り込みサブスク隆盛の1年に!

SpotifyやApple Music、ANiUTaなどの定額聴き放題サービス、いわゆるサブスクリプションサービス(通称:サブスク)。邦楽ではMr.Childrenや松任谷由実、井上陽水などもサブスク解禁するなど、音楽業界全体でも主流になり始めた1年だったと思います。オリコンも12月からサブスクの週間ランキングを掲載し始めました。

アニソンでもその動きは同様で、今年に入りキングレコード、日本コロムビア、NBCユニバーサルなどの一部アーティストや楽曲が続々と解禁されています。
ただし、1つのサブスクですべてのレコード会社を網羅することはできず、

Apple Music,Amazon, LINE MUSIC, Spotify:ソニー、キングレコード
ANiUTa:ランティス、Flying Dog、
どちらでも聞ける:ワーナー、NBCユニバーサル、エイベックス、ポニーキャニオン、ブシロード、5pb.など
となっています。詳細は下記サイトがわかりやすいです。

音楽の視聴環境や楽しみ方が変化しているので、サブスクは来年さらに定着していくと思われます。
とはいえ、レコード会社としては解禁していても、水樹奈々など単体では解禁されていないアーティストも多く、円盤特典のキャラソンなどはそもそもサブスクに入っていないケースもあるため、そのあたりも網羅してほしいと個人的には思っています。
来年も各レコード会社のサブスクへの動きに要注目です。 

 

『アイマス』『ラブライブ!』『バンドリ!』『ヒプノシスマイク』など 今年もキャラソン楽曲の勢いは止まらない!

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アニメやアプリゲーム発のキャラソンの勢いが強いのがこの数年のアニソン業界の流れですが、今年もその傾向が強く出た1年でした。

『アイドルマスター』シリーズは今年も絶好調な1年で、4月からは新たなシリーズ「シャイニーカラーズ」もスタートしました。こちらは来年3月に舞浜アンフィシアターで1stライブを開催予定で、今後の成長を期待できるポテンシャルと人気を秘めています。

もちろんこれまでのシリーズも大人気で、「シンデレラガールズ」は6thライブ4公演をすべてドームで開催。2015年の西武ドーム公演は合同ライブだったため、アイマス史上初のドームでのソロライブとなりました。

「ミリオンライブ」はGREE版のゲームが3月に配信終了となったものの、昨年から配信開始されたゲーム『ミリオンライブ!シアターデイズ』が大人気となり、6月にはさいたまスーパーアリーナで単独ライブが開催されました。
「SideM」も昨年秋のアニメ化以降さらに人気が拡大しており、来年5月の4thライブではさいたまスーパーアリーナでのライブ開催が決定しております。
2019年もアイマスの勢いはさらに大きくなりそうです。

 

アイドルものではアイマスと双璧を成す『ラブライブ!』シリーズ
『ラブライブ!サンシャイン!!』のユニット・Aqoursは11月の4thライブを東京ドームで行いました。東京ドームはμ'sがラストライブを行った場所ですが、ここが彼女たちの到達点ではなく、更なる飛躍となる場所であると確信させるパフォーマンスでしたね。
今年の紅白歌合戦にも出演することが決定、来年1月4日からは映画が公開するなど、2019年のAqoursも目が離せません。


『BanG Dream!バンドリ!』も今年多くの話題をさらった作品の1つでしたね。
Poppin'Party、Roselia、Afterglow、Pastel*Palettes、ハロー、ハッピーワールド!の5バンドの楽曲CDがコンスタントに発表され、Poppin'PartyとRoseliaはリアルライブも実施。残りの3バンドの演奏を担当するRAISE A SUILENも加え、バンドリのライブ活動は拡大の一途を続けております。

来年にはアニメ2期と3期が放映、2月に行われる7thライブは日本武道館3Days公演で開催されるなど、昨年のアニメ放映以降の活動密度がかなり濃いんですよね。上述しましたがRoseliaのメンバーは今年2人交代しているのはある意味不安要素ではありますが、2019年はさらに勢いが加速していくのは間違いないでしょう。

 

女性向け作品に目を向けると、今年冬にアニメも放送された『アイドリッシュセブン』が西武ドームで単独ライブを行いました。男性アイドル作品としては『うたの☆プリンスさまっ♪』に次ぐ快挙。しかもこれが1stライブですからね。
ゲームのメインストーリーでは第4部が今冬から公開予定。お話に合わせて楽曲が解放されていくため、どんな楽曲が聴けるのか今から楽しみです。 


そして女性向け作品で今年一番話題となったのは『ヒプノシスマイク』でしょう!
男性声優12人によるラップバトルプロジェクトで、木村昴、浅沼晋太郎、速水奨、白井悠介などが参加しています。GEEKSのエンドウ.、サイプレス上野、HOME MADE家族のKURO、ラッパ我リヤ、オリエンタルラジオの藤森慎吾などヒップホップ界の有名アーティストが作詞・作曲を担当しています。

すでに3度のライブが開催されていますが、チケットは即日ソールドアウト。3rdライブでは全国116館でライブビューイングが行われるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いで人気が拡大しています。
すごいのは今のところの展開がCD楽曲とそれに収録されている少しのミニドラマ、そしてライブしかないところ。ようやく最近コミカライズが始まったくらいなので、コンテンツが充実したら更に沼に落ちる人が増えそうな予感です。2019年もヒプマイから目が離せません!

ほかにも『Tokyo 7th シスターズ』は日本武道館と幕張メッセイベントホールでライブを開催、『A3!』は先日発売されたミニアルバム4枚がすべてオリコンウィークリー4位以内を記録、舞台とアニメ・ゲームが融合した『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』が注目を浴びるなど、アニソンを知るならアニメ以外のキャラクターソングにも目を向けないといけない流れになっています。素晴らしい楽曲が多いので、知らない作品のキャラソンにも目を向けてみてはどうでしょう??

 


 

ほかにも「水樹奈々 日本武道館7Days公演」「ポプテピピック旋風」などもありました。あとアニメ関連ではありませんが、「VTuber急成長」というのも重大ニュースなのかなと感じますね。アニソン関連の作詞家・作曲家も関わってますし。 

 

管理人の2019年注目のアーティスト!

今回も、管理人の来年注目のアニソンアーティスト&作品を紹介します!

ちなみに昨年紹介したのは亜咲花、Void_Chords(高橋諒)、大原ゆい子、渕上舞、斉藤壮馬の5組。いずれも2018年は活躍されて、特に亜咲花は『ゆるキャン△』OPテーマで一気に知名度を上げましたね。

halca

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2013年に行われた「第1回ウタカツ!オーディション」で準グランプリを獲得し、2018年5月にアニメ『ヲタクに恋は難しい』のEDテーマ「キミの隣」でメジャーデビュー。
10月には『逆転裁判 〜その「真実」、異議あり!〜 Season 2』のEDテーマ「スターティングブルー」をリリースしました。


彼女の個性はなんといっても一回聞けば耳に残る特徴的な歌声ですね。そして、そんな彼女の声質を活かしたポップなメロディも魅力の一つ。「スターティングブルー」のサビは特にキャッチーさが全開ですね。

来年2月には3rdシングル「センチメンタルクライシス」が発売予定で、こちらはアニメ『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』のEDテーマになっています。さらに3月21日には青山RiZMで1stワンマンライブを開催。来年は彼女の飛躍に要注目です。

 

安月名莉子(あづな りこ)

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アニメ『やがて君になる』のOPテーマ「君にふれて」でメジャーデビューした25歳のシンガーソングライター。幼いころからミュージカルやTV出演などを果たしていることもあり、エモーショナルな表現力に溢れています。心をグッと鷲掴みにされるというか、一気に引き込まれるような歌声なんですよね。

またOVA 『Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow』挿入歌の「Memories」も担当し、来年1月からはアニメ『ブギーポップは笑わない』のEDテーマも歌唱します。
デビュー直後ですが積極的にライブ活動は行っており、来年6月にはTSUTAYA O-WESTで1stワンマンライブも開催予定。更なる活躍に期待したいですね。

 

バンめし♪

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KONAMIの『ひなビタ♪』を手掛けたTOMOSUKE氏による新たなガールズバンド×地方都市のプロジェクト。とある地方都市に住む女の子たちが秘密倶楽部「白兎団」を結成し、バンドでの音楽発信を中心に様々な活動をしていく物語です。
参加声優は楠木ともり、高橋未奈美、安井咲希、田中貴子。

定期的にYouTubeライブでLive2Dを用いた生放送をしているほか、すでに何曲か楽曲がリリースされています。『バンめし♪』OPテーマは元・カラスは真っ白のボーカルのやぎぬまかなが担当。各キャラの歌唱ver.もCDに収録されています。


また、『ひなビタ♪』と同様に各キャラクターのソロ曲も制作されており、すでに「シンクロフィッシュ」「箱庭のエチュード」「たたえよ!絶対覇権アリーシャ帝国」の3曲が配信されています。最近管理人はアリーシャ帝国をループしまくってます。。。

まだ始まったばかりのコンテンツなので、2019年でどのように大きく動くのか楽しみ。バンド名がBlanc Bunny Banditに決まったので、バンド楽曲も増えていきそうです。

 

オンゲキ

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7月から稼働したSEGAの新たなアーケード音楽ゲーム「オンゲキ」。 「maimai」や「チュウニズム」のスタッフが関わっており、音楽ゲームとしては初となるトレーディングカード機能が搭載されています。

オリジナルキャラクターが13キャラおり、彼女たちが歌うオリジナル楽曲もゲーム内で遊ぶことができます。楽曲はkz(livetune)、ヒゲドライバー、上松範康、宮崎誠、fhánaの佐藤純一、Tom-H@ck、ZAQなど豪華面々が参加しており、CDも順次発売されています。声優は赤尾ひかる、久保田梨沙、春野杏、久保ユリカ、朝比奈丸佳、橋本ちなみなど。

すでに8月にvol.0と題して東京カルチャーカルチャーでライブが開催されています。「チュウニズム」でイロドリミドリという音楽展開があったように、「オンゲキ」でもそのような展開が活発に行われていくと予想しています。「アーケードゲームはあまり興味がないし… 」という人も、まずは曲だけでも聞いてみてはいかがでしょう?

 

駒形友梨

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スペースクラフト所属の声優で、『アイドルマスターミリオンライブ!』の高山紗代子役が代表作。今年6月にアニメ『踏切時間』のOPテーマ「トマレのススメ」でアーティストデビューを果たします。

彼女の魅力はなんといっても高い歌唱力と表現力。2011年にアニソングランプリのファイナリストまで残った実力者で、ミリオンライブのキャラソンはもちろん、2017年には『キラキラ☆プリキュアアラモード』のOP主題歌も本人名義で歌うなど、様々な場面で歌を歌っています。

「トマレのススメ」は疾走感と青春を感じる楽曲で、先日発売された1stミニアルバム「〔CORE〕」のリード曲「クロックワイズ」は渋谷系のゆったりとしたナンバー。楽曲の幅が多彩なので、今後の音楽活動でどんな曲が歌われるのか楽しみでなりません。 

 


いかがでしたでしょうか?
皆さんの今年のアニソン重大ニュースや注目のアーティストがあれば、コメント欄に書き込んでくださいね。

来年も素敵なアニソンに出会えますように。